人类以何为食:食物和文明的世界群像

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分类:纪录片 历史  日本 1985

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更新时间:2012-01-26

人类以何为食:食物和文明的世界群像影评:「新しい」文化とは、なにか?

「人間は何を食べてきたか『第4集 アンデスの贈り物 ~ジャガイモ~』(NHK教育テレビスペシャル/1985年放送)」について考える

1985年にNHK放送されたこの番組は、「いま(1985年―筆者注)、日本でファッションとさえ思われているようになったジャガイモ」にまず疑問を持ちかけ、そして焦点を「かつて新大陸からヨーロッパなどに伝わり、人々を飢餓から救ったジャガイモ」に当てようとし、その源流である南米のベルーのマルカバタ村を取材することで、アンデス山中のインディオが標高4000メートルの地で如何にジャガイモを栽培し、主食にしているかを伝えていくと同時に、「本当の豊かさ」とはなにかという問いかけをもあえて日本社会の視聴者に投げかけようとする、そういう番組であるように思える。


しかし、ここで絡んでくる問題は、決して単純には思えない。

ひとつは、南米地域におけるジャガイモ(食文化)の伝播とはいえ、「新大陸の発見」という出来事が背景にある以上、その伝播の手段には、必ず常に暴力や侵略性が伴っていることが、まず想起されなければならない。当時、「新大陸」から持ち帰られたのが、たとえ一個のジャガイモであっても、持ち帰られるまでのすべての時間のなかで、この「外来者」として突然にやって来た「他者」が、現地の住民に対してどんな目線をし、どんな行動をとり、そしてどんな「日常」を如何にして「非日常」へと破壊していったか、というような問いかけは、決して私たちに無視されてはならない。

次に、このいわゆる「略奪物」としてのジャガイモが、長い歳月にわたり、ヨーロッパやアジアなど世界中のあらゆる地域に入り込んでいったときに、発揮できた役割の色彩そのものも、常に異なる歴史時期においてころころと変かり、あるいは変えさせられざるをえない、ということも非常に興味深く思われる。南米地域において神の食として祭られてきた「命の食料」から、近代ヨーロッパでの「毒物」段階を経て、やがて世界大戦中に「戦時食」としてまで使われ、戦後になっても引き続き人々を飢餓から救い出し、そしてとうとう「現代的」ファッションの「ポテトチップス」へと変身する。そういった1985年まで様々な変遷ルートを辿ってきたジャガイモであるにもかかわらず、アメリカやヨーロッパの様々な都市においてジャガイモの企業生産化がすでに実現されているにもかかわらず、さらには、「ポテトチップス」をファッションとして買えるようになった地域さえどんどん現れてきているにもかかわらず、電子機械もない電気さえ通らないアンデス山中で、いまだにジャガイモとともに生きる、生きざるを得ないインディオたちの生活とは、果たして「自然と人間」といったシンプルすぎた考え方だけで捉えていいかという疑問が思わず生じてしまう。言い換えれば、このジャガイモによる「豊かさ」において、1980年代以降の大都市で見られたような眩しいほどの「豊かさ」と、アンデス地域においてのそれとはまったく異なる性質に見えてしまったことについて、それを単に都市で暮らす人間が都市生活の「豊かさ」によって、とうとう「自然」と疎遠してしまった、いわゆる「自然離れ」の問題なのだ、というふうに見なして単純的に捉えることよりも、むしろ資本主義市場の運営における原料採取から、生産、加工、そして販売に至るあらゆる過程に置かれている様々な階層、異なる地域の人々の間に、どんな利益の発生と喪失が、常にどのように発生しているのか、という一つ一つの問題に対して、冷静的に分析を行っていくことのほうこそ、一層必要性に迫られているのではないかと考える。

もし、このまま、そうした非対称的な「ジャガイモ生活」が世界各地で続けば、消費社会の「豊かさ」を味わえるようになった人々にとっての「新しい文化」の味わいと、そうでない人々にとっての「新しい文化」の味わいも、おそらく何時になってもやはり調和不可能なものであり続けるしかないだろうと私は危惧する。そもそも、NHKがこの番組を製作しようとした当時の80年代前半とは、日本がちょうどバブル経済へと突入した時代であり、社会全体が格差社会に入る直前の時期にもあたるので、言説、社会意識におけるバブル的な「ジャパン・アズ・ナンバーワン」「一億総中流」という認識がまだ日本人の多くの間に広く共有されていることが容易に推測される。だから、この番組の着眼点が、もし番組を通じて当時の日本人に現在の生活の中で当たり前に思ってしまっているジャガイモの歴史についてもう一度認識を深め、「食」の大切さを新たに考え直してもらおうということにあったとしても、結果的には、その番組を見ることによって、当時多くの視聴者にとっては、むしろ「日本人」である「我々」の生活の「豊かさ」について、もう一度再確認するきっかけを手に入れたのではないかとも考えられよう。問題は、その後世界的に冷戦構造が崩壊し、グローバルゼーションに世界各地が巻き込まれ、日本社会もバブル経済が切り崩し、社会全体が長期不況に入っていく。それによって、戦後の日本社会における70年代から80年代までの「豊かさ」というものが、なし崩しに変質を迎え、いままで味わってきた「美味しい生活」が失われてしまった人々が、「豊かさ」どころか、日常の「安定」を取り戻すことだけにもう精一杯なのである。そういう意味では、この番組は、実は80年代の日本社会の「美味しさ」そのものを見事に記録し得たものではないかと思われる。

改めて言うまでもないが、この80年代制作のスペシャルは、その後もなお多くの国の、多くの人々によって鑑賞され続けてきており、これからも「食文化」という形をもって視聴者の誰かのもとへと届けられていくにちがいない。1985年とは今ではだんだん遠い昔のようにも思えてきたが、しかし、この21世紀の現在においてこそ、私たちは、何が「新しい」かまたは何が「古い」か、何がどこからどうやって伝わってきたかについて、しっかりと考え直していかなければならないと私は思う。なぜなら、現在私たちの経験している日常は、今まで様々な「新しい文化」の蓄積があってからの日常であると同時に、また様々な「新しい文化」が失われてしまったあとの日常でもあるからである。これから私たちが引き続き地球で生きていくうえに、今までのように守るべきものをこれからも守っていかなけれならないだろうし、取り入れなければならない色々な「新しい」ものにもきっとまたどんどん出会ってしまう。そういう時には、私たちが学ぶべき姿勢とは、もしかしたら、あの標高4000メートルのアンデス山中でジャガイモを栽培しているインディオ一家の生活風景を思い浮かべることによって何かヒントが得られるのかもしれない。

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